◆関屋記念追い切り(9日・栗東トレセン)

 夏のマイル王へ、ウインガニオンが栗東の坂路で力強く動いた。単走で助手騎乗、後半に重点を置いた追い切りだったが、ラスト2ハロンは12秒3、12秒5と高速ラップを重ねた。最初の1ハロンが16秒3だったため、全体は54秒8と目立たないが、好調キープをアピールするには十分だ。

 「もう少しテンから行ってもよかったが、中2週だし、これでいいのかな。しっかり上がってこられた」。6〜8月に7勝を挙げる夏男。3連勝中のステイゴールド産駒の変わらぬ動きの良さに、西園調教師は納得の表情を浮かべた。

 確かに得意な季節だが、地力強化も著しい。14年秋のデビュー時に468キロだった馬体は前走時が494キロと、30キロ近くもボリュームアップ。「馬なりで52秒台で上がって来られるように能力も上がっている。走りながら体が増えているように、力をつけているね」と西園師は目を細めた。

 初戦の中京記念に続いて連勝なら、サマーマイルシリーズVが確定。「マルターズアポジーがいるけど、ハナに行きたい。この後は休みで、京成杯AHを使うつもりはない。ここで頑張ってほしい」と西園師。自分の競馬を貫き、最終戦前に決着をつけるか。(橋本 樹理)