◆楽天―日本ハム(9日・コボパーク宮城)

 楽天の聖沢諒外野手(31)は9日、日本ハム戦(コボパーク)で今季1号を放った。3回、リードを5点と広げる右越え1号3ラン。その後、追い上げられたこともあり貴重な追加点となった。夏休みで観戦に訪れていた長男に、格好いいパパの姿を見せつけた。

 やや体勢を崩されながらも、うまくバットに乗せた。3回、2点を奪いなおも2死一、二塁、日本ハムの先発・有原の変化球をとらえた。右越えの1号3ラン。「崩されはしたけど、うまく打ち返せた。チームにとっても大きな5点になりました」と振り返った。

 打ちたい理由があった。小1の長男がスタンドで観戦。「見に来るのは年に1度くらい。出ないこともあったし、ヒットも打ったことがなかった。やっとパパらしい、いいところを見せられたかなと思います」。勝利につながる一発が、いつも以上にうれしかった。

 チームは1点差で逃げ切り、首位をキープ。ペゲーロ、岡島の故障離脱で出番が急増しているが「開幕から4番手としてベンチを温めてきたけど、緊張感は切らさなかった。出番を待っていたし、やっとチャンスが回ってきた。燃えています」。経験豊富な背番号23が、苦境のチームを支えている。(山口 泰史)