◆明治安田生命J1リーグ 第21節 清水3―2C大阪(9日・IAIスタジアム日本平)

 エスパルス、大逆転勝ち! C大阪に前半2点リードを許した清水エスパルスは後半6分、FW金子翔太(22)のPKで反撃開始。同15分に今季初先発のFW北川航也(21)のゴールで追いつくと、同28分、再び北川が決めて3―2。J1では4年ぶりのホーム3連勝でC大阪を首位から陥落させた。

 あふれ出る感情を止められなかった。「今まで使ってもらっても結果を出せなくて申し訳なかった。チームを救いたかった」と北川。今季初先発で劇的な2発。首位討ち大金星の立役者となった。

 FW鄭大世ら故障者続出の厳しい台所事情もあり、前半だけで2失点。漂う敗色ムードを一撃で振り払った。1点差の後半15分、スローインを受けると反転して左足でゴールをぶち抜く今季1号。「去年からずっと練習してきた形。やっと試合で出せた」。同28分にはDF松原からのグラウンダーに左ヒールで合わせる芸術弾。スタンドを総立ちにさせ「もう1回やれと言われたら入るかな」とちゃめっ気たっぷりに笑った。

 今季はストイックで知られるGK六反と“タッグ”を結成。練習開始の90分前にクラブハウス入りし、守護神と共に体幹トレに汗を流してきた。「やり続けるのは大事。疲れてやめようかなって思った日も、六さんが励ましてくれた。本当に感謝しているし、恩を返したかった」と語った。

 次は中3日、再びホームで柏戦を迎える。「結果は出し続けないと意味がない」。生え抜きの21歳の表情が引き締まった。(武藤 瑞基)