◆明治安田生命J1リーグ 第21節 札幌0―2横浜M(9日・札幌ドーム)

 好機をものにできず、北海道コンサドーレ札幌が2連敗を喫した。前半11分、DF河合のロングボールに、FW都倉が左足を合わせるも、浮き球となり得点にならなかった。このシーンを手始めに前半5度、横浜Mゴールを脅かすも、0―0で折り返し、後半、2点を奪われ敗れた。昨季まで所属した古巣からの初白星を奪えなかったMF兵藤慎剛(32)は「前半のチャンスに1点欲しかった」と、先制点を逃した事を悔やんだ。

 この試合まで1分け10敗とリーグ戦で勝ちのなかった相手に、またも屈した。2失点のいずれも手に当てはしたがゴールを割られたGKク・ソンユン(23)は「連敗だけはしたくなかったが。自分のミスで失点してしまって、こういう結果になって悔しい」と無念の思いを口にした。今季、同じ相手に連敗したのは初の事。苦手を払拭(ふっしょく)するチャンスをものにできず、勝ち点上積みに失敗した。

 下位がそろって勝てなかったため、順位こそ15位のままも、ホーム3度目の敗戦で、残留圏ギリギリの状況から抜け出せなかった。チーム最多の6点を挙げている都倉は、後半31分に2枚目の警告を受け退場に。次節13日、勝ち点19で並ぶ甲府戦にはエースを欠いて臨む事になる。それでも兵藤は「順位の近い相手に負けられない。都倉がいないと勝てないではシャク。しっかり勝ち点3を取りたい」と連敗阻止だけを思い描いた。勝てば残留へ一歩近づき、負ければ降格圏行きもあり得る戦い。大一番へ、札幌が一丸となって勝ちをつかみに行く。(砂田 秀人)