第99回全国高校野球選手権(甲子園)に出場している滝川西(北北海道)は9日、兵庫・西宮市内で時間、練習を行った。滝川西のムードメーカー・細矢翔平捕手(3年)は試合中にアカペラで歌う“奇策プラン”を明かした。

 大声がグラウンドにとどろいた。「前、前!」、「いいね!」。滝川西の細矢がシートノックで人一倍声を張り上げてチームに活気を与えた。「捕手だけ逆方向を向いている。声を出すことが仕事なので」と胸を張った。

 授業中にアカペラで歌うことがあるチーム一のムードメーカーだ。クラスメートのエース・鈴木愛斗(まなと、3年)は「声が通る。歌うまいですよ」と笑う。8日夜にはテレビで大会初日の試合をチェックし「やっぱり甲子園には魔物がいる。(雰囲気が)暗くなったら歌って空気を変えたい」と決意を口にした。

 大の釣り好きで、十八番は昨年大ヒットした桐谷健太の「海の声」。「普通のことをやっても流れは変えられない」。“細矢の声”を響かせて、チームも好リードする。