◆ロッテ2―3ソフトバンク(9日・ZOZOマリンスタジアム)

 力を振り絞った。7回2死。バンデンハークがこの試合最速タイの156キロ直球で田村を見逃し三振に切った。7回5安打2失点。来日3年目で初の2ケタ到達となる10勝目を挙げた。

 「調子も良かったし、直球にうまく変化球も交ぜることができた」。4、5回と2度も無死三塁のピンチを背負ったが「ストライクを積み重ねてアウトを取ることを心掛けた」と後続を切った。8日は投手陣が大炎上して今季ワーストの17失点で惨敗していたが「昨日は昨日」と恐れず立ち向かい、チームの連敗を2でストップ。4年連続のロッテ戦の勝ち越しも決めた。

 昨年股関節を痛めた影響などで、シーズン序盤はフォームのバランスを崩していて開幕2連敗。だが、根気強く修正を続け、8回1失点だった2日のオリックス戦に続いての好投。工藤監督も「いい投球が続いている。安心して見られた」と目を細めた。「(10勝は)うれしいけど通過点」という助っ人右腕が2年ぶりのVへ白星を積み重ねていく。(戸田 和彦)