◆巨人4―5阪神(9日・東京ドーム)

 40歳ベテランの激走が勝利をたぐり寄せた。自らの一打で同点に追いついた9回1死三塁。ロジャースの左翼定位置への飛球で福留は迷わずタッチアップ。クロスプレーを避けるように左手を伸ばし、勝ち越しのホームを奪い取った。「点を取ってあげたい気持ちは全員が持っているからね」。主将はチームの思いを代弁した。

 1点を追う9回1死一塁から右中間を破る適時三塁打で同点に追いついた。二塁ベースを蹴ってからは「本当に足がもつれた。自分でもビックリした」と苦笑いを浮かべたが、先の塁を狙う姿勢が逆転劇を生み出した。この日は3安打2打点2四球。5打席連続出塁の大活躍だった。

 金本監督も「よく三塁まで行ってくれました。今日の走塁見たらかわいそうになって。申し訳ない。明日は休ませる」と最敬礼で10日のベンチスタートを決めた。広島が敗れ、自力Vも復活。逆転Vの可能性がある限り猛虎は諦めない。(橋本 健吾)