◆ブルージェイズ5―11ヤンキース(9日・トロント)

 ヤンキースの田中将大投手(28)が9日、敵地でのブルージェイズ戦に先発。勝利投手の権利がかかった5回に降板し、9勝目をフイにした。4回0/3を2被安打3失点(自責点2)だった。

 6―2で迎えた5回に先頭のバティスタに今季28本目の被本塁打を浴び、続くドナルドソンに自身ワーストとなるこの日5個目の四球を出すとジラルディ監督の交代指令が下った。

 88球で降板となった田中は目を逸らすことなく、現実を受け止めた。「味方が点を取った次の回に僕は必ず点を取られていた。ノーアウトでホームラン打たれて四球だして…。それ以上やるとチームの士気に影響する場面。自分のピッチング(が降板の理由)だと思います」

 指揮官も「スプリットが良くなかったし、4回で80球を越えて疲れがあった」と采配を説明。勝っている展開で5回もたなかったのは、4回2/3で降板した昨年7月10日のインディアンス戦以来だった。

 「際どいボールをことごとくボールと言われてきつくなった」と田中。カールソン球審の判定に泣かされた上に、再三、サインが合わなかったり、捕手の守備妨害で三振が帳消しなったりとサンチェス捕手との相性も今ひとつだった。

 「自分がコントロールできない部分を色々、考えてもしかたない。それはそれ、これはこれ、と割り切ってやっていくしかない」と田中。審判の判定を引きずらず、バッテリーの呼吸についても「こういう日もある。だからといって、うまくいっていないとかいうことではない。本人たち同士が分かっていればいいんじゃないですか」と愚痴を封印した。チームは17安打11得点でブ軍を突き放して今季60勝目。悔しさは次回登板にぶつけるつもりだ。