◆第99回全国高校野球選手権第3日 ▽1回戦 聖光学院6―0おかやま山陽(10日・甲子園)

 聖光学院のエース右腕・斎藤が8回を除く毎回の12三振を奪い、散発5安打で完封勝利を飾った。立ち上がりこそ先頭の川田にいきなり右中間二塁打され、犠打で1死三塁とピンチを招いたが、3番・森下、4番・井元を連続三振。これで波に乗った。安打や四死球で走者は出すものの、要所でスライダー、チェンジアップがさえ、最後まで得点を許さなかった。

 「完封はうれしいです。無駄な四球もあったけれど、粘ることができた。相手が低めのボール球を振ってくれたのでよかった」と今大会の完封勝利一番乗りに笑顔の背番号1。斎藤智也監督(54)も「まったく想像しない試合展開で驚いている。斎藤のスライダー、チェンジアップが思ったより相手打線に合っていない感じだった。粘り強く投げていたので、きょうは交代は考えなかった」とエースをたたえた。

 打線も13安打で6点を奪う好調ぶり。今年が11年連続14回目の出場だが、これまで最高は4度のベスト8。今夏こそ、この壁を破ろうと臨んだ大舞台の初戦で最高のスタートを切った。