父と母で合わせてG1・17勝。ワールドクラスの良血牡馬タニノフランケルが、12日の新潟5R・新馬戦(芝1800メートル)でベールを脱ぐ。英国産の父は14戦全勝、G110勝の圧倒的成績で「怪物」と呼ばれたフランケル、母は日本ダービー馬ウオッカ。世代屈指のスター候補生だ。

 栗東入厩後の調整は順調に進んでいる。長距離輸送を考慮して今週は息を整える程度だったが、2日のCWコースで5ハロン68秒2―11秒8、6日の坂路で55秒6―11秒9。520キロ前後の馬体を揺らし、迫力のある動きを連発している。

 Mデムーロは3週続けて調教にまたがる熱の入れよう。「最初に乗った時は幼さを感じたけど、メッチャ良くなってきました。気持ちの面もいい感じです」と好感触を得ている。

 母と兄姉3頭(父は全てシーザスターズ)も管理している角居調教師は「外見は一番ウオッカに似ていて、跳びが大きく前進気勢があるところは受け継いでいます」と分析し「何とか結果を残さないと」と表情を引き締める。隙のない仕上げで初戦から大物ぶりを見せつけるか。(吉村 達)