◆第99回全国高等学校野球選手権大会第3日 ▽1回戦 聖光学院6─0おかやま山陽(10日・甲子園)

 低めに変化球を集め、聖光学院・斎藤郁也が三振の山を築いた。スライダーやチェンジアップなど落ちる球を中心に5安打12奪三振の快投で今大会“完封一番乗り”。昨夏に続く聖地のマウンドに、斎藤は「調子はよくなかったが、悪いなりに修正できた」と胸を張った。

 悔しさをぶつけた。7月21日の福島大会準決勝では日大東北に8回2失点の好投も、右手中指のまめをつぶして翌日のいわき光洋との決勝に登板できなかった。トレーナーに聞き、ゆで卵の薄皮を患部に貼るなど早期回復に努め、8月上旬に投球練習を再開した。

 1回1死三塁、6回1死一、三塁と走者を三塁に進めた場面では、2度とも後続を2者連続空振り三振に仕留めてホームを踏ませなかった。「悔しさをこの舞台で晴らしてやると思っていた」と言葉通りの投球をみせた斎藤がエースとして力投を続ける。(有吉 広紀)