◆ヤクルト1―6DeNA(10日・神宮)

 流れ落ちる汗をぬぐい、今永は粘った。2回に1点を先取されたが、2点目を許さない。7回で119球を投げ、毎回の9奪三振で4安打1失点と好投。1―1の8回、自身の代打・田中浩の犠打を足がかりに2点を勝ち越し、自身4連勝。「何とか粘れました。昨年を超えたというのは、少しホッとしてます」と自己最多の9勝目を喜んだ。

 納豆パワーだ。この夏、夏バテ対策として、納豆ご飯を毎日食べるようにした。体重を落とさないことが目的で、あえて寝る前に食べるのがポイント。おかげで、ベスト体重の81キロをキープ。スタミナと粘りが生まれ、この日の好投につながった。

 今季は4月下旬から約1か月、勝てなかった。投球フォームを崩し、走者がいなくてもクイックで投げていたほど。6月、木塚投手コーチにティー打撃を行うようにアドバイスを受け、忘れていた体重移動のコツを思い出した。そこから本来の投球フォームと球威を取り戻し、別人のように白星を重ねている。

 それでも、満足はしない。「誰も3位なんて目指してない。僕自身もチームも、去年を超えていけると思います」。これからも白星を積み重ね、チームを上位に導いていく。(片岡 泰彦)