巨人・山口鉄也投手(33)が11日の広島戦(マツダ)から1軍に昇格することが10日、分かった。上半身のコンディション不良のため5月22日に出場選手登録抹消となって以来、約3か月ぶりに復帰する。借金3からの巻き返しへ、試合終盤のリリーフ陣の踏ん張りは不可欠。経験豊富な左腕が加わるのは心強い。代わりに森福允彦投手(31)が2軍降格となる見込みだ。

 山口鉄は今季13登板で1勝1敗、防御率1・80。交流戦前に離脱して3軍に合流し、1週間のノースロー期間を設けて5月30日にスローイングを再開した。「少しでも早く1軍にいけるように」と地道なリハビリを乗り越え、7月29日の2軍戦で実戦復帰して1回無失点。8、9日には連投テストでともに1回無失点と復調をアピールした。

 現状、1軍の勝ちパターンは西村、マシソン、カミネロがフル回転。試合終盤に逆転負けを喫した試合もあるだけに、山口鉄は貴重な存在だ。コンディションが万全でなかった離脱前は130キロ台が多かったが、復帰後のファームの試合では最速145キロを計測。本来の球威を取り戻し、首脳陣の期待は大きい。

 昨年まで前人未到の9年連続60登板を記録。今季の残り試合は41で記録は途切れるが、チームは上位浮上へ一丸で戦う。鉄腕左腕の待望の1軍復帰。満を持して戦いの輪に戻ってくる。