◆巨人5―2阪神(10日・東京ドーム)

 自信を胸に腕を振った。カミネロが最後の打者・俊介を155キロの直球で三飛に仕留めた。9回を3人で片づけ、今季20セーブ。巨人助っ人来日1年目の最多セーブ記録(86年サンチェ、96年マリオ)を超える球団新記録をマークした。「チームが1年目からチャンスを与えてくれていることに、感謝している」と笑った。

 4日の中日戦、前日9日の阪神戦(ともに東京D)で2試合連続救援失敗。7月27日の広島戦(京セラD)以来となったセーブに「結構、時間がかかってしまったね。ソーリー」と申し訳なさそうに言った。

 決して下を向かなかった。試合後はいつも前向きなコメントを残した。試合中のブルペンでは「オレガ キョジン!」と日本語で叫ぶなどチームを盛り上げた。7月12日の球場イベント「ガールズナイト」で観客に配られたオレンジのベレー帽をかぶって練習し、気分転換もした。だが、本当は「負けることが一番嫌い」という男。チームの空気が悪くならないよう、自分が必ず仕事をすると責任感を胸に秘め、笑顔を心がけた。

 「毎回全力を尽くすということは変わらない。これからもセーブ数を重ねていきたい」。守護神・カミネロが再スタートを切った。