ダイヤモンドバックス6―8ドジャース(10日・アリゾナ州フェニックス)

 ドジャースのダルビッシュ有投手(30)が、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発し5回5安打2失点で今季8勝目(9敗)を挙げた。ドジャースデビュー2試合連続2ケタ三振は、ドジ1954年にカール・スプーナーが記録して以来63年ぶり2人目の快挙となった。

 1回にいきなり3点を先制してもらったダルだったが、「スピードガンを見たら99(マイル=約159キロ)出ていたので、めちゃくちゃ調子いいと思いすぎて腕を振っていったらバランスが崩れた」。

 一番安定していてアウトの取れるツーシームのコントロールに苦しみ先頭から6人の打者に対していずれも、フルカウントになるなど苦しい立ち上がり。3回には先頭打者の四球から1死三塁のピンチを招き1番ペラルタの二塁内野安打で1点。続く4回にも5番マルティネスに右中間に豪快に運ばれ1点差とされ、さらに2死一、二塁のピンチを迎えたが代打ドゥルーリーを3球三振でリードを守った。

 「どこからでも点が入る」と初登板で驚いたド軍打線が5回に再び3点を援護。するとダルがその裏に魅せる。先頭打者こそ四球で出塁させたものの続く2番ポロック、3番ラムと2人はカーブで空振り、4番ゴールドシュミットはスライダーで見逃しと先のメッツ戦の7回にみせた最終イニングの3連続三振を思い出させる見事なパンチアウト。これでリーグを代表するゴールドシュミットからは通算6打数6三振となった。

 ロバーツ監督は「速球とスライダーは良かったが、ツーシームとカッターは思ったところへは行かなかったようだ。しかしベストではなかったが、それでも10三振とは心強い」とこの日も褒めた。

  次回登板は31歳の誕生日となる16日(日本時間17日)、初の本拠ドジャー・スタジアムでのWソックス戦で球団初の3試合連続2ケタKを狙う。

 ダルビッシュに聞く

 ―今日はコントロールがそんなに良くない中、すごく粘りながらの投球?

 「そうですね、フォーシームとスライダーはもの凄く良かったんですけど、ツーシームでちょっとごり押しじゃあないけどそんな感じにしてしまったので、あまりそこまで無理しなくても良かったかも…」

 ―ここは飛ぶのでフライを打たせないために低めにツーシームを?

 「いや単純に一番ツーシームが安定してますし、アウトを取れる球種だったんですが、ここは乾燥してるということもあってカッターとツーシームの動きがちょっと悪かった」

 ―99マイルが出ていたが?

 「スピードガンを見たら99、98とか出てるから、やばい今日、めちゃくちゃ調子いいと思いすぎてどんどん腕を振っていってて、まあちょっとフォームのバランスが崩れたかな」

 ―初めて組んだバーンズ捕手は?

 「キャッチングは素晴らしかったです。今まででトップに近いというか、まあグランダルもすごくいいですし、二人とも素晴らしい」

 ―メッツ戦で7回にパンチアウト、今日も四球はあったが最後はパンチアウトした。

 「ゴールドシュミットが最後なので、まあ100パーセント以上でいかないと打たれますから、何とかフォアボールにしないようにと言う事だけ考えながら投げていました。

 ―ゴールドシュミットはかなり意識をしているのか?

 「あのスイングを見たら、メジャーでもトップのスイングをしてますから、抜いてちょっとというのは出来ない」

 ―もう少し長いイニングを投げたかった?

 「毎回そんな長いイニングを投げられるピッチャーは誰もいないので、まあもちろんそれはそういう日もありますし、まあカーショーとも話します」

 ―いよいよロサンゼルス入りとなるが?

 「家族がLA好きなんで。それが僕は一番うれしいですけど」

 ―ゴールドシュミットとは6回対戦してすべて三振となったが。

 「紙一重だと思う。6打数6ホームランの可能性もあるし、今たまたま6三振ということになっている。眼もいいし、今日も最後のは正直ボールですから・・・(爆笑)