◆新日本プロレス「G1クライマックス27」 ▽Aブロック公式戦 〇内藤哲也=14点=(27分41秒 デスティーノ→片エビ固め)棚橋弘至=12点=●(11日、東京・両国国技館)

 2007年、2015年優勝の棚橋弘至(40)が内藤哲也(35)とのAブロック公式戦・勝ち点12同士の“決戦”に敗れ、13日の優勝決定戦進出を逃した。

 6月11日の大阪城ホール大会で内藤から奪ったIWGPインターコンチネンタル王座のベルトを見せつけるように入場した棚橋。序盤から闘志満々の張り手二発を内藤の顔面に打ち込んだが、試合途中からは5月に負った右上腕二頭筋遠位断裂の古傷を攻め続けられ、大苦戦。

 トップロープからの内藤の必殺技・デスティーノを見事に返し、逆にツイストアンドシャウト3連発を放つなど、勝利まであと一歩だったが、最後は内藤のデスティーノ2連発の前に3カウントを奪われた。

 試合後もリング上で大の字の棚橋。記者に囲まれても、数分間、起き上がれないほどのダメージの大きさに口を開けない状態だったが、「(敗れた)去年のG1でも言った…。終わりは始まりだって。また、出直すか。繰り返し、繰り返し…」と絞り出すようにポツリ。

 「同じことの連続だって、繰り返していく中で磨かれていくものがある」と続けた「100年に一人の逸材」棚橋。「娘と中学英語の勉強をしていて、覚えた言葉がある。『オーバー・アンド・オーバー・アゲイン』(何度でも何度でも)」。最後にそう言って、満身創痍(そうい)の体をひきずるように引き上げた。