◆サッカー SBSカップ国際ユース第2日 静岡ユース1―0U18日本代表(11日、エコパスタジアム)

 静岡ユースがU―18日本代表を1―0で破り、初勝利を挙げた。前半27分にFW白井海斗(清水桜が丘3年)が相手の背後を突き、GKとの1対1を冷静に決めて先制。今大会初先発のGK高野由比人(静岡学園3年)も好セーブ連発で零封した。最終日は13日に草薙陸上競技場で行われ、6年ぶり優勝の可能性がある静岡ユースは、現在首位のU―18チリ代表と対戦する。

 静岡ユースの10番を背負う白井が、日本代表入りへのアピール弾だ。前半27分に相手の背後を突く斜めの動きで出してMF新関成弥(清水ユース)からのスルーパスを受けると「GKが飛び出して距離が近かったが、ちょうど右脇が空いていた」と、冷静に決めた。

 白井は格上とのフェスティバルで実力を発揮する。3月のヤングサッカーでは日本高校選抜に2―5と敗れたが、2発を撃ち込んだ。前日(10日)はU―18チェコ代表に1―2と逆転負けし、「チャンスを1本外した。代表相手に静岡のサッカーを見せたかった」と2試合連続先発フル出場で躍動感あふれるプレーを見せた。

 170センチで細身だが、長身選手が並ぶ日本代表守備陣を巧みにかわす。静岡は高い位置でボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けた。その中で白井は豊富な運動量と巧みなボールさばきで翻弄。「相手の裏を突くプレーが出せて自信になった」と、存在感を示した。

 将来は当然、プロ志望。まだJチームの練習参加予定はないが、今大会にはJスカウト陣が多数観戦に訪れている。「まずチームの勝利に貢献したい。そして自分の未来につながっていくような大会にできたらいい」と白井。夢実現への重要なステップとなってくるはずだ。

 静岡ユースは今大会限りで解散する。優勝の可能性を残す最終戦へ「もちろん優勝を目指して、静岡ユースとして最後を締めくくりたい」と強い覚悟で臨む。(青島 正幸)