◆第99回全国高等学校野球選手権大会第5日 ▽1回戦 滝川西―仙台育英(12日・甲子園)

 第99回全国高校野球選手権(甲子園)に19年ぶり3度目の出場となる滝川西(北北海道)がきょう12日、初戦を迎える。11日は兵庫・伊丹市内で2時間の練習を行った。フォークを習得した滝川西の主戦右腕・鈴木愛斗(まなと、3年)は、700人を超える大応援団の声援を力に、甲子園初勝利をたぐり寄せる

 戦闘態勢は整った。滝川西のエース・鈴木は、ダッシュや打撃練習で汗を流し、最終調整。右腕は「緊張はなく、楽しみです。早くあのマウンドで投げたいです」と心を躍らせた。

 北北海道大会後に、フォークを習得した。細矢翔平捕手(3年)が「振り始めたら落ちている」と話すほど完成度は高い。「的を絞らせない投球がしたかった。見せ球としてうまく使えたら」と鈴木。最速は130キロ台中盤だが、全5種類の変化球を駆使して、仙台育英(宮城)打線を幻惑するつもりだ。

 心強い大応援団もナインを後押しする。父母やOBなど、700人以上の応援団が駆け付ける予定だ。「一戦必勝」と書かれたオリジナルうちわが1000本作られ、無料で配布されるほか、紫のポロシャツも用意された。スタンドを紫一色に染める。

 小野寺大樹監督(41)は「ありがたい限り。北北海道のレベルを全国に見せます!」と力強く宣言。鈴木も「バックを信じて、最少失点に抑えたい」と力を込めた。地元の大声援も力に、19年ぶりの聖地で、新たな歴史を刻む。(宮崎 亮太)