◆新日本プロレス「G1クライマックス27」 ▽Bブロック公式戦 〇ケニー・オメガ=14点=(24分40秒 片翼の天使→片エビ固め)オカダ・カズチカ=13点=●(12日、東京・両国国技館)

 新日のエース、IWGP王者のオカダ・カズチカ(29)がメインでケニー・オメガ(33)と対戦。痛めている左首を徹底的に攻められ、完敗。13日の優勝決定戦進出を逃した。

 今年1月4日の東京ドーム大会では世界のプロレス界でベストマッチと話題を呼んだ46分45秒の死闘の末、オカダがベルトを防衛。6月11日・大阪城ホール大会での再戦でも60分フルタイム・ドローでオカダが防衛を果たした“宿敵”との一戦。オカダは5日の大阪城ホール戦のEVIL戦で痛めた左首に痛々しいテーピングを巻いて入場した。

 勝ち点13のオカダに対し、勝ち点12のオメガ。引き分けでも決定戦進出が決まるオカダだったが、「引き分けでもいい? ふざけんじゃねえよ。大阪城ホールの決着、しっかり付けてやりますよ」と闘志満々で臨んだが、勝利以外にブロック1位がないオメガにゴングと同時に徹底的にウィークポイントを攻められ続けた。

 トップロープから首へのミサイル・キックに場外での危険過ぎるリバース・フランケンシュタイナー。場外で完全に失神状態のオカダにセコンドの外道はタオルを投げる用意を始め、解説席の獣神サンダー・ライガーは「(試合を)止めなきゃダメだ」と叫んだ。

 リングドクターも駆けより、オカダの意識の有無を確認。目を開けたオカダは「大丈夫!」と絶叫し、フラフラの状態ながら、試合は続行された。

 終盤、必殺のレインメーカーでオメガを追い込む場面もあったが、最後はジャーマン・スープレックス2連発に片翼の天使というオメガの非情な攻撃の前に無念の3カウント。今年3度目のオメガとの対戦で初の黒星を喫し、オカダの3年ぶり3度目優勝の夢は散った。

 あまりのダメージの大きさに試合後も肩を抱かれ、無言のまま引き上げたオカダ。絶対王者に今年最大の試練が訪れた。