◆ロンドン世界陸上 第9日(12日、英国・ロンドン競技場)

 【ロンドン12日=細野友司】男子400メートルリレー予選で、日本(多田修平―飯塚翔太―桐生祥秀―ケンブリッジ飛鳥)は38秒21の1組3着となり、同日夜(日本時間13日午前5時50分)の決勝に進んだ。1組1着は今季世界最高の37秒70を出した米国。アンカーのウサイン・ボルトが現役ラストランとなるジャマイカも37秒95の2組1着で順当に通過した。男子1600メートルリレー予選の日本(佐藤拳太郎―金丸祐三―木村和史―堀井浩介)は3分7秒29の2組8着で敗退した。

 史上初の金メダルに挑む新生・リレー侍が、第一関門を突破した。第1走者の多田は、ややバトンパスが詰まったものの無難な立ち上がり。第2走者の飯塚と第3走者の桐生が貫禄の走りで首位争いに押し上げ、アンカーのケンブリッジが決勝進出圏内の3着でゴールした。4人の中で最年長の飯塚は「まだまだタイムは伸ばせる。バトンも修正できる」と表情は明るかった。

 今大会は、銀メダルを獲得したリオ五輪で第1走者だった山県亮太が日本選手権(6月)の不調で代表落ち。男子200メートルで日本勢14年ぶり入賞となる7位、100メートルでも準決勝に進んだ新エースのサニブラウン・ハキームも右太もも裏痛のため欠場。それでも層の厚さを披露した。山県に代わりスターターを務めた多田は「(決勝も)緊張するけど、チャレンジャーとして頑張りたい」と初々しく笑った。

 個人種目の100メートルで世陸代表を逃し、リレーメンバーに専念している桐生の好調も頼もしい。「今大会で初めて走った。僕だけ、まっさらなんで元気です。決勝ではもう一段走力も上がると思う」。雪辱への思いを胸に、世界大会連続メダルを目指す。