◆明治安田生命J1リーグ 第22節 G大阪0―2磐田(13日・市立吹田サッカースタジアム)

 敵地でG大阪と対戦したジュビロ磐田は前半19分、MF中村俊輔(39)のFKをDF大井健太郎(33)が頭で合わせ先制。後半28分にも俊輔のFKからFWアダイウトン(26)がヘッド弾を決め2―0。敵地でのG大阪戦5年ぶり勝利を挙げるとともに、対ACL組4連勝。昨年の年間勝ち点36を上回る38とし、6位に浮上した。

 ファンタジスタの左足がゴールへの道筋を照らし出した。前半19分、敵陣深いゴール左から得たFKでMF中村俊がクロス。「相手の選手が大きいので真ん中に低いボールを蹴った」。MF大井が日本代表DF今野との競り合いに勝ち、頭で先制。後半28分はまたも俊輔のFKからのクロスでFWアダイウトンが追加点。「アダは滞空時間が長いからふわっとさせた」と背番号10。3万5315人と満員の吹田Sを静まりかえらせた。

 真夏の連戦で39歳の体はボロボロだ。試合2日前に行われる紅白戦は、G大阪戦の前と前節(9日)・仙台戦の前は回避。12日には、顔をゆがめながら「足痛い」と本音も。この日も前半36分にはMF遠藤のチャージで担架で運ばれながらも、すぐに復帰。ピッチでは試合終了まで全力だった。

 自ら「FK症候群」にかかっているという。サッカーを始めたばかりの幼稚園からキッカー。「自分だけ目立てる。特別なこと」。試合前日、遠征メンバー全員が練習を終えた後も、ずっと最後までボールを蹴り続ける姿があった。

 G大阪には第14節(6月4日)のホームで勝っており今季連勝。ACL参戦クラブには第15節(6月18日)の浦和、第19節(7月29日)の川崎、そしてこの日と4連勝。勝ち点も38となり、早くも昨年(36)を上回り、6位に浮上した。19日には2位・C大阪をホーム・ヤマハスタジアムで迎え撃つ。「広島戦(5日、2●3)、仙台戦(9日、0△0)から反省した。上にいるチームに勝たないといけない」。今度は本拠で磐田サポーターに華麗なFKを届ける。(山田 豊)