◆広島4―1巨人(13日・マツダスタジアム)

 陽の打球は、中堅最深部のフェンスに直撃。フェンスにへばりついた中堅・丸は取れず、跳ね返ったボールがグラウンドを転々とする間に陽は三塁まで進んだ。初回。フルカウントからの9球目を仕留め中越えに今季初の三塁打を放った。

 8月に入り、安打を量産している。猛打賞はすでに4度。13試合連続出塁と好調をキープしている。暑さの厳しい夏の体調管理に「汗をかくので、水分をしっかりと取ることだけ」と心がけることはシンプルだ。猛暑に苦手意識がないことが、結果につながっている。

 巨人移籍した今季、打撃成績で大きく改善されているのが三振率だ。日本ハム時代の1軍での10シーズンは三振率が2割4分8厘だったのに対し、今季は2割前後と改善。追い込まれる前に勝負を決めるファーストストライクへの高い集中力もあるが、陽自身は「三振はするもの。怖いとは思わないようになった」と気持ちの変化を口にする。思い切りの良さと割り切りが、好成績につながった。

 6回には右前打を放つと、右翼手がファンブルする間に三塁に到達。プロ通算1000安打まであと1本に迫る一打を放った。この試合、阿部が通算2000安打を放ち「目の前で打った瞬間を見れて幸せです。1000本に王手? 僕はまだまだです」。次のステップへ、大きな刺激を受けていた。(原島 海)