2016年リオデジャネイロ五輪卓球女子団体銅メダルの福原愛(28)=ANA=に13日、第1子となる女児が誕生した。体重2995グラムで母子ともに健康。自身のブログで明かし、「まだママになった実感がないというのが正直な気持ちですが、無事に産まれてきてくれたことにホッとしています」と喜びをつづった。福原はリオ五輪後に休養に入り、昨年9月に同五輪台湾代表の江宏傑(28)=琉球アスティーダ=と結婚した。

 福原がママになった。この日の朝、夫の江宏傑と7月から住んでいる台湾南部・高雄市の病院で、自然分娩(ぶんべん)で女児を出産した。関係者によると、当初の予定日より2週間ほど早かったため名前は決まっていないが、2995グラムの女児で母子ともに健康。福原は出産直後に周囲に「まだバタバタしていて、実感がなくて」と話すなど、穏やかな様子だったという。

 午後2時すぎには自身のブログを更新し、「陣痛を感じてから4日目にようやく赤ちゃんに会えました。無事に産まれてきてくれたことにホッとしています」とつづった。台湾メディアによると、江は「病室で既に母乳による授乳を始めた」と説明。台湾では産後の肥立ちをよくするため約1か月間、外出や洗髪を控える慣習があるが、福原がこの慣習に従うか「話し合っている」と江は語ったという。

 福原は台湾でも絶大な人気を誇り、出産をいち早く報じようと病院内まで詰めかけたメディアもいたという。今後注目されるのは競技への関わり方だ。リオ五輪後から休養に入り、20年東京五輪を意識した発言は控えているものの、将来的に競技に復帰する意向を持っている。当面の予定は白紙となっているが、卓球関係者は「2か月ほどで練習を再開できるのでは」と指摘。「東京五輪だけでなく、(東京に出場できない場合は)その4年後(パリ大会)を目指すということも考えられる。夫と同じ台湾代表として目指す可能性もゼロではない」と期待した。

 ブログでは今後について「今は慌ただしさと疲れでこのご報告が精いっぱいなので、少し落ち着いたらまたみなさんに近況をお知らせできたらいいなと思います」と語っている。当面は子育てに専念し、家庭の基盤が整ってから次の目標を聞くことができそうだ。

 ◆福原 愛(ふくはら・あい)1988年11月1日、仙台市生まれ。28歳。3歳から卓球を始め、当時の最年少記録を次々更新。2002年釜山アジア大会で国際主要大会初出場し、団体銅メダル。03年パリ世界選手権シングルス8強。五輪は04年アテネ、北京、ロンドン、リオと4大会連続出場、ロンドンで団体銀。リオではシングルス4位、団体銅。右利き。155センチ、48キロ。

 ◆江 宏傑(ジャン・ホンジェ)1989年2月22日、台湾・新竹市生まれ。28歳。2008年プロツアー・グランドファイナル21歳以下の部優勝。09年ユニバーシアードではシングルスと混合ダブルスの2冠。13、15年の同大会では男子ダブルス金メダル。14年東京世界選手権団体戦銅。16年リオ五輪は団体戦代表で1回戦敗退。右利き。180センチ、70キロ。