◆オークス追い切り(16日・美浦トレセン)

 トーセンブレスは、無駄な力みがない軽快なステップで好仕上がりをアピールした。美浦・Wコースを単走馬なりで84秒0―12秒9。母ブルーミンバーも管理した加藤征調教師は「使い込むと気持ちが乗りすぎるので、そのへんを気をつけてきた。前走後も馬体の回復が早く、安定した状態」と目を細めた。

 4角13番手から追い込んだ前走の桜花賞は、直線入り口で包まれ追い出しが遅れながら4着まで食い込んだ。2歳時はレースでかかる気性の難しさが課題だったが、調教でも折り合い面で進境を見せており、確実に末脚を発揮できている。1週前追い切りに騎乗した柴田善は「息遣いはすごくよかったし、精神状態も大人びてきてドシッとしてきた」と大きな成長を認めた。

 悲願のクラシックレース初制覇を狙う鞍上は、当日が51歳9か月21日。勝てば、11年桜花賞(マルセリーナ)を51歳0か月14日で制した安藤勝己を抜いて史上最年長クラシック勝利となる。「自分の馬もかなりの能力を持っている。前回は負けはしたが馬も成長しているので、そのへんで追いついていけるんじゃないか」と、闘志を燃やしている。(坂本 達洋)