◆日米野球エキシビションゲーム 巨人6―9MLB(8日・東京ドーム

 巨人の鍬原拓也投手(22)が8日、大リーガー相手に快投した。

 日米野球のエキシビションゲーム・MLB選抜戦(東京D)で9回に登板。まずは今季メジャー34本塁打のホスキンス(フィリーズ)を中飛に打ち取った。続く3番・アクーニャ(ブレーブス)は外角146キロストレートで見逃し三振。20歳の同選手は今季メジャーデビューして111試合で打率2割9分3厘、26本塁打、64打点。8月に史上最年少で5試合連続本塁打、9月にはチーム記録を更新するシーズン8本目の先頭打者本塁打を放ち、ドジャースとのプレーオフでは史上最年少満塁本塁打を放った新星で、ナ・リーグの新人王最有力候補と言われている。

 勢いに乗った鍬原は、今季26本塁打93打点の4番・ハニガー(マリナーズ)を147キロ直球で詰まらせて右飛。1イニング打者3人でピシャリと抑えた。

 中大からドラフト1位で入団したプロ1年目の今季は、故障もあって1軍では6登板(5先発)で1勝2敗、防御率6・83だったが、27回2/3で35奪三振。首脳陣は150キロ前後の速球と高い奪三振率に注目し、この日のMLB戦では抑えとして9回に登板することをあらかじめ決めていた。

 今季チームはリリーフを厚くするため、シーズン終盤は先発から転向した畠、山口俊が勝ち試合の8、9回で「勝利の方程式」を形成したが、首脳陣は白紙にして解体する方針。鍬原も新守護神の候補の一人だ。 宮本投手総合コーチは、鍬原の大リーガー相手の快投に「いいねえ。しびれるね。持ち味をアピールできたんじゃないですか。満足しています」と高評価していた。