◆ドラフト6位・内野手 渡辺佳明(22)=明大=

 久米島キャンプ初日のフリー打撃。渡辺の構えに力みは全く感じられなかった。どのコースに対しても逆らわず、スムーズにバットが出る。軽く振っているようにも見えるが、鋭いライナー性の打球を連発。1〜4日までの第1クールを視察したオリックスの前田大輔スコアラー(39)は「ミートがうまいし、どのコースにも対応する。さすがは(東京)六大学の首位打者というものを持っている」と警戒。

 久米島キャンプ最終日の9日にはフリー打撃で、打撃投手を務めた左腕の高梨雄平投手(26)から右翼フェンスを直撃する安打性の当たりを放った。平石洋介監督(38)も「打つ方は、こちらが想像していたより実戦向き。対応力が高そうだし(実戦で)どう対応するか見てみたい」と評価した。

 180センチ、77キロ。50メートル走は6秒2、遠投110メートル。明大では堅実な守備を買われて、1年春からリーグ戦に出場。三塁手で2度、遊撃手で1度と計3度のベストナインを受賞した。内野ならどこでも守れるユーティリティープレーヤーだ。だが本人は「今はまだ、ただ捕っているだけという感じ。守備をもう少し頑張らないといけない」と語った。1軍生き残りを目指し、さらに守備力も向上させる。

 ◆渡辺 佳明(わたなべ・よしあき)1997年1月8日、横浜市生まれ。22歳。小学2年から野球を始め、中学時代は中本牧シニアに所属。横浜高では1年秋から一塁のレギュラーで2年夏、3年春の甲子園に出場。大学では3、4年時に日本代表。リーグ戦通算88試合で打率3割1分1厘、0本塁打、31打点。4年秋のリーグ戦では4割2分をマークし、東京六大学の首位打者に輝く。祖父は横浜高の渡辺元智前監督(74)。180センチ、77キロ。右投左打。