◆オープン戦 オリックス2―3広島(14日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 豪快にぶちかました。0―2の7回無死一、二塁。広島・鈴木はフルカウントから小林の真ん中高めの直球をバットの芯でとらえた。「ちょっとドライブしていたので入るとは思わなかった。自分のスイングができました」。逆転の3号3ランが左翼の芝生席に飛び込んだ。

 東京五輪の4番候補と火花を散らした。初回の吉田正の場外弾は右翼を守っていた鈴木の視界から消えた。「多分、(防球ネットを)越えたと思います」。吉田正の2ランに対して3ランで主砲対決を制したが「相手の4番とかは気にしていない。自分の仕事をするだけです」とクールな姿勢は変わらない。

 17年に右足首を骨折後、日の丸から遠ざかっているが、今春キャンプを視察した稲葉監督は「4番はチームを勝たせるポジション。鈴木選手にそれを期待したい」と構想を明かした。カープではもちろん不動の4番。緒方監督は「すごいのひと言だよ」と手放しに褒めた。

 「打ちにいった中でボールの見極めもできているので大丈夫だと思う」。打点王を目標に掲げるシーズンに向け、準備は整いつつある。(表 洋介)