◆第101回全国高校野球選手権大会第8日▽2回戦 智弁和歌山7―1明徳義塾(13日・甲子園)

 明徳義塾が智弁和歌山に1―7で逆転負けを喫した。1―0とリードした7回1死一、三塁から智弁和歌山・黒川史陽二塁手(3年)の強いゴロが明徳義塾の遊撃手・米崎薫暉(くんが、1年)の手前で大きくイレギュラー(記録は内野安打)。取ればダブルプレーでそのまま攻守交代という当たりだったが、そこから流れが完全に智弁和歌山に移り、3本塁打を含む一挙7点を献上してしまった。

 明徳の馬淵史郎監督(63)は試合後「ゲッツーと思ったらイレギュラーで、あの当たりからおかしくなった。分が悪いなら守りを完璧にいかないと。甲子園で勝ちきるにはああいうところをしっかりしないと」と嘆いた。今大会では内野のイレギュラーが他の試合でも見られるが、指揮官は「しょうがないよね。1年生を責めるのはかわいそう。でも腰を低くいったら取れている。高いバウンドは腰を低くして疑っていかなアカン。本人はしめた!と思ったんでしょうね。黒川のスイングが速いからイレギュラーしたんでしょうね」と分析した。

 また7回以降は控えの3年生を次々と出場させた。智弁和歌山は6回からエースの池田陽佑投手(3年)が好投しており「出したろうと思ってね。あのピッチャーの力だと1―7から点を取れると思わなかった。3年生の控えも一生懸命やってくれたから、全部出してやろうと思った」と馬淵監督。今年のチームは新チームになってから練習試合で15敗するなど、指揮官いわく「明徳史上一番弱いチーム」だった。それでも高知大会では“怪物1年生”の森木大智投手率いる高知に勝ち、2年ぶりに甲子園に出場。その聖地でもナインは初戦を突破した。そんなナインの頑張りを見届けた指揮官は「力がなくてもうまくやればここまでこられる。でもここから上は100%の守備力はないときつい。勝負はこれから。見とってください」と新チームでのリベンジを宣言した。