日本と同じA組で戦うアイルランド代表が10日、福岡市内でサモア戦(12日・福岡)のメンバー発表を行った。台風19号の影響で、同じ12日に行われる予定だった他の2試合が中止になったことについて、シュミット監督は「誰もこういうことにはなってほしくなかったはず。多くの人がこの大会のために来ている。サポーターも選手も失望したことだろう。でも私たちがコントロールできることではない。人の安全が1番だよ」と中止になったチームの選手やファンを思いやった。

 福岡は台風の進路から外れていることもあって、試合は予定通り開催予定。勝ち点5を獲得すれな決勝トーナメント(T)進出が決まる一戦に向けて「ちゃんとした準備をすることに集中する。自分たちがやることをやるだけ」と繰り返した。

 サモアに4トライ以上挙げて勝利すれば8強入りは確定するが、13日の日本―スコットランド戦が中止になれば日本に次ぐ2位での通過となる。そうなると準々決勝では世界ランク1位のニュージーランドと激突。これまで一度も突破したことのない“8強の壁”を越えるためにも、いきなり優勝候補との対戦は避けたいといったところだろうか、サモア戦のゲーム主将を務めるフッカーのベストは「日曜に試合が行われないなら、非常にフラストレーションを感じる」と日本戦の開催を強く希望した。

 サモア戦には、35―0でW杯ではアイルランド史上初の完封勝利を飾ったロシア戦から先発11人を入れ替えて臨む。ベストは「決勝トーナメントに行きたい。私たちにとって全てはサモアとの試合で決まる」と力強く話した。