◆NBA クリッパーズ150―125ウイザーズ(1日、ロサンゼルス)

 NBAドラフトで日本人初の1巡目でウィザーズから指名を受けた八村塁(21)は、ロサンゼルスでのクリッパーズ戦に先発出場した。テニス女子の大坂なおみも観戦に訪れた中、デビューから18試合目で自己最多30得点、9リバウンド、3アシストをマーク。チームは125―150で敗れ、2連敗で6勝12敗となったが、プレー時間も38分26秒と自己最長だった。次戦は3日(日本時間4日)にマジックと対戦する。

 八村の勢いは止まらなかった。第1クオーター(Q)0―5の残り11分10秒でドリブルからミドルシュートでチーム初得点を挙げると、同6分37秒には、飛び込んでつかんだオフェンスリバウンドからシュートをねじ込んだ。第2Qにはゴール下にスペースが空くと、切り込んで豪快な両手のダンクシュート。第3Qには3点シュートも沈めて大暴れ。チーム最多、そしてNBAキャリアハイの30得点。「少しずつ(自分が)チームに溶け込んでいると感じる」と、NBAで戦えている自信が芽生えてきている。

 対戦相手のクリッパーズは過去に2度、ファイナルMVPを受賞したカワイ・レナードや、16年リオ五輪金メダルメンバーのポール・ジョージが名を連ねる優勝候補。特にレナードは八村にとって、好きで対戦したかった選手の一人。学生の頃はレナードのビデオを見て練習した。憧れのスターとついに同じコートで対峙(たいじ)し、「いい経験になった」と、喜びをかみしめた。新人の奮闘ぶりに、レナードも「八村はいい選手だ。基礎ができていて、全てがそろっている。今日のプレーは気に入った」と評価した。

 この日はテニス女子で18年全米オープン、19年全豪オープンを制した大坂なおみ(22)=日清食品=が観戦した。試合が行われたロサンゼルスに住む大坂は、休日によくNBAを観戦する。日本にいる時は八村もテレビでチェックしており、「本当によくやっていると思います」と感心。世界で活躍する同世代アスリートの前で、存分に存在感を示した。ブルックス監督も、「塁は闘争心が素晴らしい。引き続き、塁と(エースの)ビールを中心にチームをつくり上げていきたい」と語った。

 チームはアウェー4連戦で1勝3敗と負け越し、次戦はホームでマジックと対戦する。「自分たちは若いチーム。(この負けを)次につなげたい」と、切り替えて7勝目をつかむ。