プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)統一王者・井上尚弥(27)=大橋=が18日、ジェーソン・モロニー(29)=オーストラリア=との防衛戦(31日=日本時間11月1日、米ラスベガス)に向け、渡米するために空港へ移動。井上は空港で「1年ぶりの試合となりますが、皆さんに熱い試合を届けられるように頑張ります」とコメントし、入場ゲートに入った。

 数時間前には「ベルト忘れないようにね」と、つぶやくなどリラックスした様子。所属ジムの大橋秀行会長は自身のインスタグラムで、17日に行われた出発前最後のスパーリングを振り返り「私の目には心技体、攻走守完璧だと思います」と手応えを口にした。

 この日、井上も登場するラスベガスのリングでは注目のWBAスーパー、WBCフランチャイズ、WBO統一王者ワシル・ロマチェンコ(32)=ウクライナ=とIBF王者テオフィモ・ロペス(23)=米国=との世界ライト級4団体王座統一戦が行われ、ロペスが判定勝ち。史上5人目の同時4団体統一に成功したが、3―0の判定にロマチェンコは「判定に同意できない。後半は自分が試合をコントロールしていた」と試合後のインタビューで不満を口にした。ロマチェンコならずとも、ネット上では判定に疑問を持つコメントが続出。井上も自身のツイッターで、「???」と投稿。タイミング的に統一戦の判定に疑問を投げかけているかのようだ。確かに手数ではロペスが勝っていたが、ロマチェンコは的確にパンチを当てていた。試合後、COMPU BOXの調べでは、パンチ数はロペス659、ロマチェンコ321と新王者が倍以上。だが、パンチを当てた数はロペス183に対し、ロマチェンコ141で、的中率はロペスの28%に対し、ロマチェンコは44%と上回っていた。