【エイバル(スペイン)18日=豊福晋】MF乾貴士とFW武藤嘉紀が所属するスペイン1部リーグのエイバルは、ホームでオサスナと対戦し、0―0で引き分けた。先発した乾と武藤は後半半ばまでプレーし、ゴールに迫るも得点はなかった。

 乾の積極性が目立った。左サイドでボールを持つと、顔を上げて前へ前へと仕掛けていく。1度、2度、3度。前半だけで左サイドから複数のチャンスを作り出した。

 「今年は特に積極的に仕掛けることを意識しているので、今日もそんな気持ちでやった」と乾。前半24分には左サイドで相手の股を抜き、選手2人を置きざりにしてシュートにつなげた。

 「股を抜いてドリブルで行こうと思ったら相手に当たったけど、上手いこと抜けられた。昨季まではミスをせずにチームを落ち着かせようと思っていたが、今はそれ以上に前に行こうと思っている」

 乾は今季リーグ戦全6試合で先発出場中と、定位置をつかんでいる。10月の日本代表のオランダ遠征には招集されなかったが、「その間、チームでしっかり練習できたという意味ではポジティブなところもあった」と前向きにとらえる。乾の浮きパスに武藤が走り込む場面もあるなど、チームメイトの武藤との連携も向上中。今季まだ1勝と、低迷するチームの起爆剤として期待がかかる。