巨人の菅野智之投手(31)が14日に契約更改し、1億5000万円増の推定年俸8億円でサイン。日本球界最高年俸を更新した。

 ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指して米国で米球団と交渉し、熟考して8日に残留を決断。9日に帰国した。現在は自主隔離期間のため、この日はリモートと書面を通して球団と交渉に臨んだ。

 巨人は残留した場合に備えてオプトアウト(契約見直し)条項込みの4年契約を提示する準備を進めていたが、菅野はこれまでと同様に一年一年勝負の覚悟でシーズンに全力を尽くす意向で、単年契約を結んだ。

 昨年は開幕投手から13連勝のプロ野球新記録を樹立し、14勝2敗、防御率1・97で最多勝、最高勝率、MVP、ベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝いた。

 長打が出やすい東京ドームが本拠地の巨人のエースとして、プロ8年間の通算成績は101勝49敗、防御率2・32。最優秀防御率4回、最多勝3回、最多奪三振2回、最高勝率1回、MVP2回、沢村賞2回、ベストナイン4回、ゴールデングラブ賞4回、シーズン防御率1点台が3回という実績が高く評価された。

 昨年は推定年俸6億5000万円で04、05年の佐々木主浩(横浜)に並んで日本人最高だった。外国人選手も含めると04年の巨人・ペタジーニが推定7億2000万円だったとされているが、菅野が日本球界史上最高年俸を更新した。

 ◇日本球界の年俸上位(外国人選手をのぞく)

 ▼8億円 菅野智之(巨人・投手=21年)

 ▼6億5000万円 佐々木主浩(横浜・投手=04、05年)

 ▼6億1000万円 松井秀喜(巨人・外野手=02年)

 ▼6億1000万円 柳田悠岐(ソフトバンク・外野手・21年)

 ▼6億円 阿部慎之助(巨人・捕手=14年)

 ▼6億円 黒田博樹(広島・投手=16年)

 ▼6億円 金子千尋(オリックス・投手・18年)