◆SMBC日本シリーズ2021 第5戦 ヤクルト5―6オリックス(25日・東京ドーム)

 3勝1敗で2001年以来20年ぶりの日本一に王手をかけていたヤクルトが、逆転負けを喫して、歓喜の瞬間を迎えることは出来なかった。この日は高津監督の53歳の誕生日だったが、日本一は27日から神戸で行われる第6戦以降にお預けになった。

 3点を追う8回に山田の3ランで同点。ヤクルトベンチは一気に沸いたが、同点の9回に、3連投の守護神・マクガフが代打・ジョーンズに決勝ソロを浴びた。主軸の村上、山田に一発が出ながら敗れ、高津監督は「打つ方はしっかりつなげたのかなと思う。(山田)哲人の一発が効いたのですが、ピッチャーの方で踏ん張りがきかなかった。こういうこともあるのでしょうが、あの1点、この1点、どこかで1つのアウトがというところは、もうちょっと大事にいかなければいけなかった」と悔しさをにじませた。

 3勝2敗で、勝負の行方は6戦目以降に持ち越しとなった。指揮官は山田の今シリーズ初アーチに「これで吹っ切れてくれたらいいと思う。本人もモヤモヤしたものがあったかもしれないがこれで気分が変わるのではないか」と期待。総力戦となる戦いへ「ロースコアのゲームにもっていかないといけないと思う。投手がしっかり踏ん張らないといけないと思う。その中でなんとか勝ち越せるように、リードを守り切れるようにやっていくしかない。向こうも負けられない。こっちはあと1つのギリギリの戦いになると思う」と意気込んでいた。