◆第26回全国高等学校女子硬式野球選抜大会第7日(25日、埼玉・加須きずな球場)

 準決勝が行われ、4月6日に東京ドームで行われる決勝は、履正社(大阪)と史上初の大会3連覇がかかる神戸弘陵(兵庫)で争われることになった。

 履正社は福知山成美(京都)と対戦。3回、2死一、二塁で新2年生の4番・原田美月が「外野に運ぼうと振り抜いた結果、詰まりましたが気持ちで押せた」という中適時打で先制、5回には釣舩葵の適時打で2点を加えて3―0で破った。先発の松村瞳子は外角ストレートとスライダーが決まり、準々決勝で5回24安打29得点と爆発した福知山成美打線を4回まで無安打に抑える3安打完封した。

 3大会連続で準決勝で敗退し、超えられなかった4強止まりの壁。昨年のチームから残るレギュラーは2人で、橘田恵監督が「打力も走力も経験もない」と評するチーム。チャレンジャーのつもりで目標はベスト8と挙げていたが、準々決勝で昨年秋の全国ユース大会覇者のクラーク記念国際(宮城)を破ったことで勢いに乗った。前日には17年の選抜大会優勝時の主将・吉井温愛(現エイジェック主将)が宿舎を訪れ、「1つのアウト、1点、1球目、1本目と、1にこだわれ」と激励した。この言葉にナインは初球から振って「強い相手に威圧感を与えられたかな」と主将の釋迦堂愛琴。「とにかく楽しんで、自分らしくやりたい」と、吉井以来8年間遠のいている選抜優勝を目指す。

 一方、高知中央と戦った神戸弘陵は、初回に出口美有の走者一掃適時二塁打などで5点。今大会4回目の先発となったエース・阿部さくらが1安打完封し、6―0で4年連続の東京ドーム切符を手にした。主将の山本詠は、「(3連覇の)プレッシャーもありましたが、決勝進出できてほっとしました。東京ドームは去年ベンチだったので、ワクワクしています」と語った。

 決勝は4月6日、デーゲームの巨人・阪神戦の後(午後6時開始予定)に行われる。