第97回センバツ高校野球大会は28日、甲子園球場で準決勝2試合が行われる。ベスト4の各校は休養日の27日、関西地方の各地で調整した。最速146キロを誇る横浜(神奈川)のエース左腕で、打っても4番を務める奥村頼人(3年)は大阪・豊中ローズ球場で練習を行い、健大高崎(群馬)戦に向けて気迫をにじませた。
セミファイナルは、高校野球ファン待望のマッチアップ。健大高崎の最速158キロを誇るエース右腕・石垣元気(3年)と横高ナインが、昨秋の関東大会決勝以来の激突となる。頼人は高ぶる気持ちをポーカーフェースで覆い、意気込みを語った。
「向こうは春連覇。こちらは『横浜一強』とお互い目標がある。それを達成するための大事な一戦だと思います。石垣君ら世代屈指の投手ら、世代屈指の強力な打線が相手ということで、すごく楽しみです。その相手を倒さないと、『横浜一強』は達成できない」
昨秋は延長10回タイブレークの末、横浜が勝利した。だが過去の話だ。「あくまでも自分たちは挑戦者。自分たちは『全て勝つ』と言っている以上、勝たないといけない相手。準決勝で戦えてうれしいです」。相手への敬意を込め、全力で立ち向かう決意を示した。
26日の準々決勝・西日本短大付戦で同点の6回から救援。いきなり3者連続3球奪三振の「イマキュレートイニング」で流れを呼び込み、4回完全5Kの圧巻マウンド。どんな場面でも自らの任務を遂行する。「一人ひとりしっかり抑えて、最終的に1点差で勝っていればいい」と頼人。いざ勝負。時は来た。それだけだ。(加藤 弘士)


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