◆パ・リーグ オリックス3×―2楽天(28日・京セラD大阪)

 楽天ドラ1の宗山塁内野手(22)=明大=はオリックス戦で1点を追う9回に一時同点打。開幕戦安打は球団新人初となった。プロとして力強く第一歩をしるした宗山。大学4年間、成長する姿を身近で見てきた明大前監督の田中武宏氏(63)が、たくましさを増した教え子への思いを語った。

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 宗山を初めて見たのは高1の明治神宮大会で、相手は奥川君(現ヤクルト)のいる星稜でした。目当ては1学年上の石原(明大―ヤクルト)でしたが、そこで目に留まったのが二塁を守っていた宗山。手先が器用な印象で奥川君から2安打しましたが、上背もなくとにかく体が細かったですね。高2のセンバツでも見て、目立っていたのはハンドリングの柔らかさ。スローイングや身のこなしもいい。これらは天性のもので、こうしろと言ってできるものではありません。

 明治に入ってきて初めて練習したとき、遊撃を守っていた先輩が他のポジションに“避難”しようとするほど上手でした。打つ方は期待していなかったのですが、打撃は体の成長とともに変わるもの。2年になってようやく体ができたと思ったら、春のリーグ戦ですぐ首位打者を取りましたね。とにかくけがをしなくて、コンスタントに出場したからこそあれだけの安打(歴代7位の通算118安打)を打てた。体は強いと思いますよ。「暖かくなったら仙台に行くよ」と伝えているので、その時が楽しみです。