◆JERA セ・リーグ 巨人12―0ヤクルト(29日・東京ドーム)
移籍後初本塁打を放った巨人・甲斐拓也捕手(32)に、大分・楊志館高の赤峰淳監督(42、当時コーチ)が祝福メッセージを寄せた。「捕手・甲斐」の誕生秘話などを明かし、新天地での挑戦にエールを送った。
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拓也、ジャイアンツで初ホームランおめでとう。決意を聞いたのは、昨年末の「甲斐拓也激励会」。FA移籍が発表される前に「憧れのチームで挑戦することに決めました」と直接、伝えてくれました。大分で生まれ育ち、ホークスで日本一の捕手になった男。地元への愛着も知っています。東京でのチャレンジを応援する気持ちしかないです。
初めて見たのは中学3年生のときです。捕手の座り姿と二塁への送球を見て、いい選手だなあと。なのに入学して最初の練習で内野ノックに入って「あれ、本職はセカンドなの?」って(笑)。動きは俊敏でしたが小柄でしたし、いわゆる「ザ・セカンド」という選手になるだろうなと。
キャッチャーをやりたくないのか、と聞いたら「やりたいです」と。当時の監督に進言して、1年生の2月には正捕手になりました。最初はちょっとだけやんちゃなところもありましたけど、野球に対する姿勢は頼もしかった。プロに入ってからも、誰にもまねできない努力を重ねたと思います。
宮崎キャンプで初めて巨人のユニホーム姿を見ました。教え子も連れて「背番号10を見せてよ」と頼んだら着てきてくれて。「すごいね」と。拓也らしい、いい笑顔でしたよ。
今、楊志館には「甲斐選手が大好きなんです」と言って入ってくる子がたくさんいます。「甲斐選手みたいになるにはどうすればいいですか」と聞かれるたびに「ここは本家本元なんだぞ」って。日本一のキャッチャーが投手にマウンド上でどんなことを話しているのか、どれだけ泥だらけになって練習していたかを伝えています。元気に活躍する姿を、後輩たちも楽しみにしている。これからもずっと応援しています。(楊志館高監督)


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