オリオールズ・菅野智之投手がいよいよ、メジャーデビュー。巨人からFAでオリオールズと1年1300万ドル(約19億円)契約を結んだ菅野が、30日(日本時間31日)、敵地でのブルージェイズとの開幕カードの第4戦で、夢のメジャー初登板を迎える。
先発ローテ構築の際に、ハイド監督が最後まで検討を重ねたのは、菅野を3番手とするか、4番手とするか。クレーマーとの並びだった。
オープン戦で2人は共に5試合に登板。菅野が防御率3・00。5失点1被本塁打4与四球と好投したのとは対照的に、クレーマーは防御率7・27。14失点6被本塁打9与四球と荒れた。菅野によると「キャンプ初めの頃から、そこを目標にとは言われていた」というが、チームが最終的に第3戦、第4戦先発を正式発表したのは、開幕前夜の26日(同27日)だ。
ハイド監督は説明する。「開幕から3週間の日程的を考慮して、トモ(菅野)を4番手に入れることで、いいスタートが切れると考えた。(登板までに)3試合、実際に試合を観ることができる」。エフリン、モートン、クレマーの3右腕の先発試合をベンチからつぶさに見ることで、菅野の感覚とデータをすり合わせることもできるし、順当なら2試合目の登板となる5日(同6日)、敵地でのロイヤルズ戦も、カードの2番手だから、初戦を観察することが可能となる。
3試合目は、順当なら11日(同12日)地元でのブルージェイズ戦初戦で、再戦だから情報はインプット済みだ。オ軍の開幕ロースター26人の中で、新人資格を持つのは、菅野ただ一人。開幕3週間を見越して、各カードの初戦に回らない配慮が、そこにあった。
さらに、バッテリーへの考慮もある。ナイター開けのこの日のデーゲームは、正捕手ラッチマンがDH起用され、控え捕手のサンチェスが先発した。第4戦は、ラッチマンがマスクをかぶる予定で、キャンプで信頼を築き上げてきた「スガッチマン・コンビ」が、菅野のデビュー戦で実現することになる。菅野の先発4番手は、意図あっての配置だった。


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