◆JERA セ・リーグ 中日3―2巨人(1日・バンテリンドーム)
土俵際で食らいついた。阿部監督は開幕4戦目で喫した今季初黒星にも、前を向いてベンチ裏に引き揚げた。2点を追う9回2死から中山、門脇、代打・大城卓の3連打で1点差。相手守護神の松山を攻め、なお2死一、三塁で若林が右飛に倒れてあと一歩、届かなかったが、「攻撃は最後、何とかいい形をつくれたからね。明日につながると思う」と全員の最後まで諦めない姿勢を評価した。
本拠地でヤクルトに開幕3連勝して臨んだ敵地での中日戦。150キロ前後の速球と多彩な変化球を操る初対戦の左腕・マラーに5回まで3安打で岡本の本塁打による1得点のみ、9三振と苦しんだ。それでも「いいピッチャーなのは確かだし。初見は打てないっていう、そう思って見ていたんで」とじっくりベンチで観察した。各打者が粘って5回までに97球を投げさせたことは次回以降の対戦につながるプラス材料だった。
6連戦初戦、大事なカード頭を託した井上が力投。1―1の7回無死二塁、村松の投前バントを三塁に送球し、完全にアウトのタイミングだったが、走者の上林がヘッドスライディングしながら三塁・中山のタッチをかわしてセーフ。「あそこは難しいけどもね。確実に(タッチして)アウトにしてほしかった。まあランナーが神の手だとか言われると思うよ」。1死一塁のはずが無死一、三塁となり、続く木下に初球、一塁前にセーフティースクイズを決められ決勝点になった。
井上新監督の中日とはオープン戦でも対戦がなく今季初顔合わせだった。「4番にバントさせたり勉強になりました」と変化を感じ取った。7番スタメンの中山が2安打、キャベッジと、6番に打順を上げた甲斐が4戦連続安打など計10安打と打線の調子は悪くない。仕切り直してカード2戦目に臨む。(片岡 優帆)


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