インターステラテクノロジズ(稲川貴大社長、大樹町)が29日に予定している小型ロケット「MOMO(モモ)」の打ち上げを一目見ようと、前日の28日には道内外から多くの観客が十勝入りした。大樹町の打ち上げ見学会場では、関係者が急ピッチで準備を進めたほか、道警は当日の交通渋滞や事故への警戒を強めている。

 航空各社によると、28日の羽田―帯広線は、首都圏など多くの地域で夏休みに入っていることもあり、各便ともほぼ満席。空港には大型のカメラレンズなどを持ち込む人も多かった。東京から家族5人で訪れた自営業、深田健一さん(39)は3泊4日の旅行日程に、ロケットの打ち上げ観覧を急きょ組み込んだ。「子供に見せたかった。家族で思い出に残る夏休みにしたい」と笑顔で話した。

 大樹町内や近郊の宿泊施設はすでに満室。部屋数が少ない上、夏は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大気球実験の関係者も多数宿泊しており、「1日10件は問い合わせがあるが、お断りせざるを得ない状態」(町内のホテル)という。