【稚内】市とロシア・サハリン州ネベリスク市との友好都市締結45周年を記念する「野焼き」が28日夜、市内の声問海岸で12年ぶりに行われた。野焼きの炎はかつて、1983年の大韓航空機撃墜事件で犠牲になった人を慰霊するためにたかれてきたが、この日はネベリスク市でも「友好の火」として初めて同時にともされた。

 大韓航空機撃墜事件で息子夫婦を失った陶芸家の岡井仁子(ひとこ)さん(81)=宮崎県国富町=をはじめ、陶芸家仲間や事件の遺族ら計約60人が参加した。午後8時、高さ5メートルの円すい形に組み立てた廃材に点火。炎が高々と燃え上がると、そっと手を合わせる人もいた。