【幌延】国が7月28日に公表した、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の処分の適地を示す「科学的特性マップ」では、日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究センター付近も「最適地」とされた。同センターでは2001年から、核のごみを地下300メートルより深く埋めて隔離するための研究が進む。センターの山口義文所長は北海道新聞の取材に対し「センターの地下施設が処分場になることはない」とあらためて述べた。一問一答は次の通り。(聞き手・天塩支局 山野辺享)

 ――これまでの研究成果と、いま取り組んでいる研究を教えてください。

 「実際に処分場を造る前には、ボーリングなどを行って地下水の流れなど地下の状態を調べなければなりません。これまでの研究により、その調査手法を確立することができました。地下処分では、放射性廃棄物を鋼鉄製容器や粘土などの『人工バリア』で覆ってから埋めます。今、センターでは地下350メートルの水平坑道で、放射性廃棄物に見立てた模擬廃棄物を埋めて、人工バリアの性能を確かめる試験などに取り組んでいます」