【石狩】市は本年度、短期の仕事を組み合わせ、長期間にわたって働く「マルチワーク」の実証実験を始めた。初年度は外国人2人を受け入れ、市内浜益区で1カ月限定で行った。柔軟な働き方を支援することで、新たな労働力を確保するのが狙いだ。

 初の実証実験は7月に行われた。石狩出身者が講師を務める米国のチャップマン大学の協力を得て、参加者を募集。卒業生の事務員ブリタニー・コニヤさん(25)と、学生のロジャース・詩音(しおん)さん(19)が自費で来日、浜益の事業所に住み込みで働いた。

 市が実証実験を行った背景には、将来的な労働力不足への強い懸念がある。市内の人口のうち65歳以上の割合を示す高齢化率は31・3%(4月1日現在)。中でも、過疎化が著しい浜益区は労働力確保が難しく、人手不足は深刻だ。