札幌市南区の石山地区まちづくり協議会は、同地区を主産地とする札幌軟石の明治後期の採石風景を再現したジオラマを作った。石山のまちは、採石のため全国各地から集まった石工たちが定住して栄えた歴史を持つ。ふるさとの原点を知ってもらう試みで、住民有志の「札幌軟石文化を語る会」がデザインや製作を担った。

 ジオラマは、奥行き33センチ幅57センチ。採石が活発になり始めた明治後期、つるはしで石切り場から一つ一つ石を切り出す職人たちの仕事ぶりを、躍動感たっぷりに表現した。語る会の会員で、市内の設計士佐藤俊義さん(54)を中心に、住民ら十数人が一つ一つ手作業を重ね、約半年かけて完成させた労作だ。