室蘭市指定民俗文化財「室蘭神楽」を継承する「室蘭神楽保存会」は14日から始まる室蘭八幡宮祭で室蘭神楽の新しい踊りを披露する。もともとあった33演目のうち、途絶えていた「乙女舞」という演目を「巫女(みこ)が踊った」などとする資料を基に創作した。保存会に3人いる女子高生が踊り手となり、伝統芸能の一部を復活させる。

 室蘭神楽は新潟県三条市の「三条神楽」が1901年(明治34年)に室蘭八幡宮に奉納されたのが始まり。

 踊るのは室蘭市内の高校生谷口郁生(いくみ)さん(16)、松浦伽耶(かや)さん(17)、高橋里美さん(17)。3人は小学生の時から「稚児舞」を踊っていたが、人数不足もあり中学に入っても踊り続けた。現在は稚児舞の指導や笛の演奏などを担っている。

 保存会は10〜70代の22人で、女性が増えてきたことから「華やかな雰囲気を生かし、次世代に向け新しい舞を増やしたい」と今回の舞の復活につながった。