旭川医大病院と市立旭川病院のがん相談支援センターがハローワーク旭川と連携して今年から始めた、がん患者の就労支援が広がりを見せている。開設から半年ほどを経て、専門家のアドバイスで就職につながったケースも出ている。同センター相談員は「まだ潜在的に悩む人はいる。相談に乗りたい」と話している。

 就労支援は、がん患者の仕事と治療の両立に関する相談などを受けるため、旭医大が「ジョブサポート」として1月、市立病院は2月に開設した。がん相談専門員とハローワーク職員が、求人情報の提供や採用面接に向けた助言をする。7月末までの相談件数は両センターで26件に上り、実際に8人を就職につなげた。

 旭医大のジョブサポートは原則月1回(第3木曜)、無料で開設。仕事を持つ患者には「まず辞めないよう」にと話し、就労規則の中で勤務時間の短縮などの可能性を探る。新たに採用面接を受ける患者には、特技や特長でアピールするよう背中を押す。病歴を履歴書に書くべきか悩む人もおり、その必要はないことを助言することもある。