豊かな緑に包まれた札幌市北区の北大キャンパス。市民がジョギングや散策を楽しむ早朝のひとときは、エゾリスたちにとっては食事の時間だ。

 好物のクルミの実やキタゴヨウマツの松ぼっくりを見つけては、枝の上に持ち込んで一心不乱にむしゃぶりつく。

 木から木へ、枝から枝へ。すばしっこく飛び回り、普段は見つけるのも難しいエゾリスだが、食事時だけは近づいてもその場を動こうとしない。

 毎朝のように観察しているという50代の女性は「耳を澄ませば、木の実を探すガサガサという音でリスの居所が分かるんです」と話している。(小野高秀)