室蘭で芸術祭開催を模索する動きが出ている。市民有志の勉強会が設立され、地方開催の成功事例として知られる瀬戸内国際芸術祭(香川県、岡山県)を視察したほか、同芸術祭に出展した作家を招いて講演も企画。室蘭市もこうした動きを歓迎し、「市民の機運が盛り上がれば後押しをしたい」としている。

 勉強会は「瀬戸内国際芸術祭に学ぶ市民の会」(会長・吉岡貞夫輪西連合町会長)。室蘭港の開港150年、室蘭市の市制施行100年を迎える2022年に芸術祭開催を目指しており、昨年9月に設立された。

 設立直後の昨年10月下旬に、吉岡会長をはじめ、室蘭商工会議所や室蘭観光協会、胆振総合振興局などをメンバーに計11人で開催中の瀬戸内国際芸術祭を訪れた。一行は芸術祭を担当する香川県職員と面会したほか、瀬戸内海の直島(なおしま)や高見島などを見て回った。

 吉岡会長は「アートが景観に溶け込み、想像を絶する体験だった。室蘭の豊かな景観を生かした芸術祭を開きたい」と意気込む。