札幌市内で開催中の第69回さっぽろ雪まつりでは、中央区の大通会場、東区のつどーむ会場とも、今年も外国人客の姿が目立っている。来場者の1割超を占め増加の一途の外国人客に向け、忍者や札幌生まれの仮想アイドル「初音ミク」との記念撮影や、店舗でのモバイル決済を導入するなど、両会場で提供するサービスも多様化している。

 「おー、ニンジャ」。外国人客らが指差し、カメラを向けた。7日、大通西1丁目会場のスケートリンクで忍者装束の4人が来場者と滑走した。オーストラリアから訪れたブランドン・ウィアーさん(29)は「黒ずくめの忍者はクール。見られてラッキー」と喜んだ。

 忍者の修行を疑似体験できる施設を運営するマッシブサッポロ(札幌)が「忍者は海外でも有名。思い出づくりに」と初めて企画した。6、7両日にリンクに現れ、記念撮影などに応じた。12日までの期間中、不定期で登場する。

 札幌観光協会などは北海道の食が集まる大通西6丁目会場で、中国や台湾で普及するスマートフォンアプリを使った電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」、「微信支付(ウィーチャットペイ)」を初導入。早速利用する人も出ているという。

 雪まつりの外国人客は2015年に約12万8千人、16年に約18万人、17年に約27万3千人と急増中。両会場では通訳ボランティア約50人が三交代で対応に当たる。大通からつどーむ会場への行き方や公衆無線LAN「Wi―Fi」(ワイファイ)の使い方を聞く人が多いという。雪まつり実行委は「外国人客向けサービスの充実は会員制交流サイト(SNS)での発信にもつながり、さらなる集客に期待できる」と話している。